天理市に入ると古代豪族・和邇氏の本拠地和邇の里に入る。JR櫟本駅を起点に歩くことにする。

   

JR櫟本駅

本日の出発点。
JR桜井線、無人駅が多い路線です。
この駅にも駅員さんがいなくなりました。

駅前の桜

自転車置き場の桜は立派


 櫟本という地名には次のような伝説があります。
 昔、この辺りに櫟(イチイ)の大木がありました。その木の上に天狗が住んでいて、下を通る人に木の実を投げつけたり近所の家畜や農作物をとったり、あげくの果てには毎年、娘を一人づつ人身御供に出せと言い出して人々を苦しめていました。
 そんな時、中国から帰ってきた覚弘坊というお坊様が人々を救おうと天狗と交渉し、中国から持ち帰った眼鏡と天狗さんの櫟の木を交換することにしました。
 天狗は米谷山の方に去っていき、お坊様は櫟の木を切り倒しました。木は西の方を向いて倒れました。その後、倒れた木の根元の周辺を櫟本村、横の所を横田村、枝を積んだ所が千束村と呼ばれるようになったということです。

楢の地蔵

地蔵堂に入りきれないお地蔵さんが並んでいます。

楢神社

JR櫟本駅から東に向かい旧街道(古代の上街道)に出ると左折すぐ。
子育ての神様として有名らしい。
狛犬が檻に入っています。



櫟本楢町の農家庭先のヒマワリ

街道脇のハナミズキ

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