源九郎稲荷

奈良県 大和郡山市

キツネの顔の土鈴。
日本の三大稲荷の説は色々ある。京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷、茨城の笠間稲荷、愛知の豊川稲荷、岡山の最上稲荷(さいじょういなり)から三つ選ばれているのが主流のようである。それにしても定説のないのも面白い、他にも岐阜のお千代保稲荷「おちょぼさん」 、山口の太鼓山稲荷、宮城の竹駒稲荷、大阪の瓢箪山稲荷等を入れている説もある。こうなるとお国自慢、地元びいきに近いかも知れない。ところで源九郎稲荷も今はともかく古くは三大稲荷の一つだったという。源義経の生涯を守護した功で、この名を持っている。

  
 
源九郎稲荷お面土鈴 
赤膚焼、素焼き彩色で手作りの温かみを感じる。 
製造元ではもう源九郎稲荷神社に卸していないので 
神社ではもう購入できない。 
  
 
額 三大稲荷を示す 狐忠信も登場
  
 
境内を眺めると これも赤膚焼土鈴です。



左から京都の伏見稲荷、源九郎稲荷、山口の太鼓山稲荷、岡山の最上稲荷 を並べてみました。大きさは右端の単3電池と比べて下さい。伏見稲荷と最上稲荷 は雰囲気がそっくり。   


大和郡山といえば、他にも次のような土鈴が見られます。豊臣秀吉の弟、大和大納言秀長が治めていたので家紋を模った土鈴、全国有数の産地である金魚の土鈴です。秀長家紋土鈴も源九郎稲荷お面土鈴同様に赤膚焼ですが秀長が郡山城主だった時に五条山で陶器を作らせたのが赤膚焼のルーツとも言われ縁があります。
  
 
秀長家紋土鈴 金魚土鈴

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壁紙は薫風館からいただきました。
このページは2004年12月31日に更新されました。
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