今月も先々月先月に続いて、花の土鈴を紹介しましょう。

浜木綿

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み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも 万葉集巻4-496  柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)
意味: 熊野(くまの)の浦の浜木綿(はまゆう)が幾重にも重なり合っているように、心では思っているけれど、じかには逢えないですよねぇ。

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見渡せば 春日の野辺に 霞(かすみ)立ち 咲きにほへるは 桜花(さくらばな)かも 万葉集巻10-1872 作者未詳

意味: 春日野を見わたせば、野辺いっぱいに霞が立ちこめている。あれは桜の花が咲き匂っているのでしょうか。

奈良県庁東交差点付近、、雲井坂と呼ばれたあたりに歌碑があるらしいです。自分ではまだ確認できていませんので一度探しに行ってみようかと思います。 春日の野辺は春日山の山麓、三笠山、飛火野を中心とする現在の奈良公園一帯です。

ついでながら「雲井坂」とは名所奈良八景の一つに数えられています。 「南都八景」とは東大寺の鐘、南円堂の藤、佐保川の蛍、猿沢池の月、 春日野の鹿、三笠山の雪、雲井坂の雨、轟橋の行人です。

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ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉(はちすば)に 溜まれる水の 玉に似たる見る 万葉集 16-38370 作者未詳

「雨でも降らないかなあ、蓮の葉に溜まった水が玉のようにきらめくのを見たいからなあ。」
万葉集には蓮を詠んだ歌が4首あり、うち3首は花ではなく葉が主役だそうです。この歌もその一つで蓮葉が詠まれています。

 

そのほか色々

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そのほか色々の花土鈴です。

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