伝統行事シリーズ・お水取り(東大寺二月堂修二会)の土鈴 その2です。

お水取りで用いられるお道具を土鈴にしました。

大導師鈴(三鈷鐃)

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鐃(にょう)は球形の鈴身に棒状の柄を付けた形式の法具で、柄先を三鈷形にしたものが三鈷鐃です。 お水取りでは大導師(だいどうし)、和上(わじょう)、咒師(しゅし)、堂司(どうつかさ)の四職(ししき)と呼ばれる4人が三鈷鐃を所持しています。

大導師はお水取りの事実上の総責任者で、大導師が持つ三鈷鐃は銅製の本体の全体に紙が貼られて特徴ある音色を奏でるものです。

この土鈴はその大導師鈴を模ったもので、大きさは実物の1/3程度にしています。伝統ある行事の雰囲気を感じていただければ幸いです。

2015年3月作品

牛玉櫃(ごおうひつ)

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牛玉櫃はお水取り(東大寺修二会)の練行衆が身の回り品を入れる葛籠(つづら)です。また、牛玉櫃には練行衆各自の定紋が貼りつけられています。

その中には中箱のような懸子(かけご)が3段入り、牛玉箱、守本尊、念珠、中臣祓、声明集などが納められています。 また、単に葛籠としてだけではなく、時には机としてもちいられたり、懸子を牛玉刷の台として使用したり活用されます。

 

2015年3月作品

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