仏さまの土鈴です。

色々な仏様を土鈴にしてみました。

お不動様

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「お不動様(不動明王)」は右手に降魔の三鈷剣(魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切る)と左手に羂索(けんじゃく。悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げてでも救い出すための投げ縄のようなもの)を持つ仏さまです。

大変恐ろしい姿をしておられますがそのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちてた仏様なのです。

そんなお不動さん、立ったり、座ったり、寝ころんだり。色々な姿勢で土鈴になりました。

2014年11月作品

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

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普賢菩薩は文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多い仏さまです。また、白い象に乗っている姿もよく見られます。

文殊菩薩が「知恵授けの菩薩様」なら、普賢菩薩はさしずめ「忍耐授けの菩薩様」といったところ。 厳しい修行に耐えうる力を授けてくださいます。 また、干支に関連させてはたつ年(辰年)とへび年(巳年)の守護本尊とされています。

2014年11月作品

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

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文殊菩薩は普賢菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多い仏さまです。また、獅子に乗っている姿もよく見られます。

干支に関連させては卯年の守護本尊とされています。

また文殊菩薩は「知恵の文殊」と言われ「知恵授けの菩薩様」として信仰されています。

獅子の背に乗って、右手に智慧を象徴する宝剣、左手に経典を持つ文殊菩薩の姿を土鈴にしました。

2014年11月作品

文殊菩薩で有名なお寺に、奈良市の般若寺があります。般若寺の文殊鈴はこちらで紹介しています。

大仏殿 (大仏様と重源さん)

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重源さん(俊乗房重源上人)は東大寺大勧進職として、源平の争乱(治承4年・1180年、平重衡の南都焼打)で焼失した東大寺の復興を果たした名僧です。

重源さんが再建した大仏殿は戦国時代の永禄10年(1567年)、三好三人衆との戦闘で松永久秀によって再び焼き払われてしまったので現在の大仏殿は江戸時代の宝永年間に再建されたものです。

そのように大仏殿と縁の深い重源さんと大仏さんを大仏殿の上に乗せて土鈴にしました。

2014年11月作品

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