高野山金剛峯寺は京都の東寺とともに、真言宗の宗祖である弘法大師空海が宗教活動の拠点とした寺であり、真言密教の聖地、また、弘法大師信仰の山として多くの参詣者を集めています。その伽藍の中でひときわ目立つのは大きな朱塗りの大塔です。 日本で最初に建てられた多宝塔だそうですが現在の大塔は昭和十二年(1937)に再建、高さ約48.5メートル、約23.5メートル四面の偉容を誇っています。