藤井寺市の南部の住宅地の中にある円墳です。墳丘の南西部分には、造出しと呼ばれる、幅25メートル、長さ17メートルの方形の突出をもっています。

 この古墳は青山1号墳とも呼ばれ、昭和53年(1987年)の発掘調査で南側に見つかった青山2~6号墳(前方後円墳1基、方墳4基)と 平成11年(1999年)に東側に見つかった青山7号墳(円墳)を加えて青山古墳群を形成しています。


規模 単位:m
墳形直径高さ年代
円墳62 5世紀中葉



全景

東側から見た全景です。

住宅地の中で写真映りはイマイチです。

 



古墳カード

MOZU-FURU CARD です。

 

2020年3月22日入手



 青山古墳群の南側の羽曳野市域では軽里古墳群が見つかっています。二つの古墳群は元々一つの古墳群と考えられますが、古墳が出来て1~2世紀後に 作られた古市大溝(運河か灌漑用水路?)によって分断されました。


 青山古墳群と軽里古墳群には以下のようなものがあります。(大きさ順)


名称墳丘長 m墳形所在地備考
青山古墳72円墳藤井寺市青山造出し付
青山2号墳33前方後円墳藤井寺市青山消滅
軽里3号墳33前方後円墳羽曳野市軽里消滅
青山7号墳32円墳藤井寺市青山 
軽里2号墳25円墳羽曳野市軽里消滅
若子塚古墳(軽里1号墳)23円墳羽曳野市軽里消滅
青山4号墳20方墳藤井寺市青山消滅
軽里4号墳18前方後円墳羽曳野市軽里消滅
青山6号墳14方墳藤井寺市青山消滅
青山3号墳8方墳藤井寺市青山消滅
青山5号墳7方墳藤井寺市青山消滅


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