お化けだぞ~~。 何か用かい? 振り向けばノッぺラボー!
今回は妖怪の土鈴です。 土鈴ではありますが、土鈴と張り子のコラボレーション、動きのある土鈴です。
見越入道
夜道や坂道の突き当たりを歩いていると、僧の姿で突然現れ、見上げれば見上げるほど大きくなる。そのまま見ていると、死ぬこともあるが、「見こした」と言えば消えるらしい。
江戸時代では首の長い特徴的な姿で描かれることが多く、そのインパクトのある容姿から、妖怪の親玉とされる。
見越入道
2012年5月作品
ろくろ首
普段の外見上は普通の人間とほとんど変わらないが、寝ている間に首が伸びる。本人に自覚があっても、眠ることで心が緩むと首が伸びる体質なのでしょう。
ろくろ首
2012年5月作品
豆腐小僧
頭に竹の笠をかぶり、紅葉豆腐(紅葉の型を押した豆腐)を持つ子供の姿の妖怪です。一つ目でない場合もありますがこの土鈴は一つ目小僧としています。
特に悪さをすることもなく、たいして人間に相手にされることもない、お人好しで癒し系のキャラです。
一説では見越入道の孫ということになっています。
豆腐小僧
2012年5月作品
元興神(がごぜ)
奈良の元興寺にまつわる雷の化身がガゴゼとかガゴジとかガンゴなどの発音で呼ばれ、日本全国にも伝わっています。
その昔、元興寺の鐘楼に悪霊の変化である鬼が出て、都の人たちを随分こわがらせたことがあります。
この鬼の毛髪をはぎとって退治したのが、雷の申し子という話から、邪悪な鬼を退治する雷を神格化したのが元興神です。
元興神(がごぜ)
2012年5月作品
元興寺極楽坊の
看板に描かれた元興神