鈴口、紐穴
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あまり大きな穴にすると鈴玉が出てきてしまうので
気をつけようね!
ギュッ!とくっつけたら、ソロリソロリと型から抜き出します。丸い粘土が出てきたかな?はみ出した粘土(バリ)は
金属ヘラ(バターナイフとか・・・)で削り取り、接着部分や布目はバックスキンに水を含ませたものでナデナデします。
ヒモ穴はストローを斜めにカットしたもので開けます。鈴の中にヒモ穴の粘土を落とさないようにしてネ。
穴をあける代わりにヒモを通す輪っか(「鐶・かん」と言います)を外につけるやり方もあるけど、 たまチャンはあんまりやらないみたい。それよりデザインによっては紐をつけないものも作るようだ。その時は本体を持って振るんだね。
鈴口は金属ヘラで接着部分の一部を切り取るようにします。バリも一緒になくしましょう。
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これで土詰め(素地)の出来上がり!!
乾燥させます。季節に寄りますが3日~1週間で乾きます。
最初の1日は日陰でね・・・
あまりあせって早く乾燥させると割れちゃうョ。
乾燥してからデコボコが気になったらサンドペーパーで治しましょう。
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焼成は誰かに頼むか・・・自分でするか?。
たまチャンは電気窯を使って焼いています。
素焼きの時は800℃で焼くんだって。
素地が乾燥したらお窯の中に並べて、蓋をして、スイッチON。あとはマイコン任せで楽ちんじゃ。
たまチャンは電気窯を使っているんだけど、自分で焼きたいけど窯を持っていない人はどうしたら良いんだろう?
「窯を作ろう!」ってのは大ごとなので、ホームセンターで「火起こし」と素焼きの植木鉢を買ってきます。「火起こし」って炭に火をつける道具だけどご存じ?
今回は長時間使うのでしっかりしたのを買いましょう。
「火起こし」に乾燥させた素地を入れ素焼きの植木鉢で蓋をします。
ガスコンロに乗せて、最初は弱火で20分ほど温めて土の水分を取ります。充分に温まったら中火で30分ほど焼きます。
次に強火で3時間ほどかけて焼き上げます。焼いてる時間が長いので火事やヤケドには気をつけようね。換気もしましょう!
焼き上がれば火を止めて、時間をかけて自然に冷やします。これで素焼きの土鈴が出来上がります。
まぁ、焼きあがるまではのんびりとTVゲームでもして待ちましょうか。
素焼き土鈴・おとと鈴
湊焼 津塩吉右衛門さん作
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素焼きが出来たら水洗いをして鈴玉を包んでいた紙の灰を落とします。
ここで針金にセロテープで紐をくっつけたもので紐を通せば素焼き土鈴の出来上がりです。
さて、ここで素焼き土鈴の完成を祝って祝杯であるが、たまチャンは何の土鈴を作ったの?
「・・・z」
説明しながら作っていたら何を作っていたか忘れちゃったって!? あらま・・・
「z・・・、胡粉・・・、胡粉をかけるんじゃ!」
たまチャン、どうしたの?
「ゴフン!」
「古墳?」 何か思い出したの?
「ゴフンがけじゃ!」
どうやら胡粉を素焼き土鈴にかけるみたいです。さあ、手順をどうぞ!!
「粒ニカワを10グラム、100シーシーの水でふやかす。・・・・・・・・zzz」