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浮世絵に描かれた猫の土鈴です。
2016年の夏には歌川国芳の「大鯨退治の宮本武蔵」を題材にした土鈴を作りました。これが浮世絵を題材にした土鈴の一つ目です。
それに続いて浮世絵に描かれた猫をテーマに連作土鈴を作ってみました。
踊り食い
歌川国芳が擬人化して描いた浮世絵の「踊る猫」と「しかめっ面の鯛」。
しかめっ面の鯛に添えられた都都逸は「踊りたいのは竜宮城であたしゃ嫌だね踊り食い」。
踊る猫は「あたしゃ食べたい踊り食い」と唄っているように思えます。
この対照的な2人を1つの土鈴に仕上げました。
2016年9月作品
金魚づくし
原画
歌川国芳が描いた浮世絵シリーズ「金魚づくし」の1枚を立体の土鈴にしました。原画は 水中の生き物たちを擬人化し、ユーモアたっぷりに描いています。国芳が得意とした いわゆる戯画です。
場面は金魚の世界に突然、化け猫が現れた様子。
腰を抜かす金魚、逃げようとする金魚、果敢にも浮き草の刀で立ち向かおうとする金魚…と、金魚たちのリアクションが生き生きしています。猫と金魚の対比をお楽しみください。
2016年9月作品
春曙 猫と娘
梅の花咲く春の朝、江戸娘の着物の足元でぬくぬくと丸まっていた猫。「もう朝ごはんだよ」と追い立てられ、それでもぐずっていると、前足を持ち上げられて無理やり追い出された。 まるで子供にあんよの稽古をさせているような姿、猫はかなり迷惑そうですね。
歌川国貞が描く美人画、「美人合・春曙・猫と娘」です。そのカワイイ場面を立体の土鈴にしました。
2016年9月作品
猫の夢 すさのお
原画
歌川国芳が描いた浮世絵シリーズ「金魚づくし」の1枚を立体の土鈴にしました。原画は金魚を素戔嗚尊(すさのおのみこと)、鰻を八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)に見立ててユーモアたっぷりに描いています。 国芳が得意とした いわゆる戯画です。
土鈴は、その金魚と鰻の戦いを猫の夢の中の世界にしました。
あなたのお家のニャンコもこんな夢を見ているかもしれませんね。
2016年9月作品
猫とニワトリ
来年(2017年)は酉年です。そこで猫とニワトリを組み合わせて土鈴にしました。
猫のモデルは歌川国芳が描いた浮世絵の中で籠の中に入って顔だけ覗かせているカワイイ猫。
ニワトリは伊藤若冲の代表作、仙人掌群鶏図の中の一羽を真似て若冲風に仕上げてみました。
猫好きの方、猫が十二支に入っていないことが残念な方は是非干支鈴としてお楽しみください。
2016年9月作品
これら浮世絵から飛び出したような連作土鈴は「猫と動物たち」をテーマにして武蔵野市のギャラリー&カフェDOMOANESで展示販売されます。
2016年9月30日~10月30日