大峯奥駆道、熊野参詣道・小辺路を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が国内では今世紀になって初めて、通算12件目の世界遺産に登録されています。 この熊野の途中で特に有名になったのは箸折峠(はしおりとうげ)にある牛馬童子です。牛馬童子のある丘は花山(かざん)法皇が御経を埋めた所と伝えられ、また食事の際にカヤの軸を折って箸にしたので箸折峠、カヤの軸の赤い部分に露がつたうのを見て、「これは血か露か」と尋ねられたので近露という地名になったと言われています。