新木山古墳の西に築かれた東向きの帆立貝式古墳。周囲に馬蹄(ばてい)形の周濠が掘られ、さらに外堤があり、堤を含めた全長は62mとなる。 墳丘は二段築成で、二段目には円筒埴輪の他に蓋(きぬがさ)、短甲(たんこう)、家形埴輪が立てられていた。墳丘と周濠には葺石が施され、葺石の作業単位がよく残る。 前方部の南東隅には張出部が設けられ、周濠幅が狭くなっている。埋葬施設は未調査。


規模 単位:m
墳形全長後円部直径後円部高前方部幅前方部長さ年代
帆立貝式4541.46.5227 5世紀後半・古墳時代中期後葉
(出土した埴輪の形式から)

全景

後円部全景


側面


側面・葺き石と埴輪

古墳の遺構を盛土で保存した上に、かさあげ方式で築造当初の姿に復元整備してる。円筒、朝顔形埴輪は、出土遺物に基づいて製作した複製品を設置し、 葺石も築造当時の積み方で葺いている。

 

 

新木山古墳

墳頂から新木山古墳を望む

この古墳は位置的には新木山古墳の陪塚と見られるが、新木山古墳の築造時期は5世紀前半と推定されていて、築造時期は半世紀の開きがある。 陪塚は築造時期がほぼ同時代であるのが一般的なので、陪塚ではなく、たまたま隣接して造られた墓だったかもしれない。

表紙  奈良県  馬見古墳群