「鹿野園(ろくやおん)」は地元では「ろっきゃお」と呼ばれているそうです。鹿の多い奈良らしい地名ということではなく、 釈迦が「鹿の多く住むところ」で悟りを開いたとされる仏教聖地「サルナート(鹿野苑)」にちなんで、 大仏開眼の時に来日したインド僧である菩提僊那(婆羅門僧正)が名付けたことに由来すると言われています。
なお奈良市内には、鹿野園の他にも誓多林(せたりん)・大慈仙(だいじせん)・忍辱山(にんにくせん)・菩提山(ぼたいせん)という聖地由来の地名が存在しています。


 

竹林

 

木漏れ日が美しい竹林の間を歩きます。

 

 

 

 


歌碑

 

 

 かるたかの たかまとやまを たかみかも いてくるつきの おそくてるらむ

 大伴坂上郎女

 万葉集巻6-981

 鹿野園町新池堤

 

八阪神社

 

八阪神社です。

 祇園祭で有名な八坂神社とは字が異なります。

 ご祭神は、中央の本殿が「八柱御子神(やはしらのみこがみ)」であり、その他の摂社は「木華開耶媛命(このはなさくやひめのみこと)」・ 「天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)」・「天児屋根之命(あまのこやねのみこと)」・「事代主之命(ことしろぬしのみこと)」・「大国主之命(おおくにぬしのみこと)」がお祀りされています。

 

 

 

 

 


歌碑

 

 

 高円の秋野のうへの朝霧に妻呼ぶ雄鹿出で立つらむか

 大伴家持

 万葉集巻20-4319

 八阪神社から北に西約100m

 

柵

 

鹿除けの柵です。

 北山の辺の道の途中には随所に鹿除けや猪除けの柵があります。

 自由に開閉して通行できるのですが、草が伸びて開けにくい場所もあります。

 

 

 

 

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