鈴散歩 栞第1号

 

栞表紙 001

第1回~第6回例会までは栞未発行。
第7回例会を第1号として一周年記念として発行。
後に栞の発行ナンバーと例会の数を合わせるために栞6号~11号は欠番とした。
昭和62年9月13日
(B4版二つ折り17頁綴)

目次

[1]  一周年を顧みて
[2]  第7回例会の報告
[3]  議事
[4]  神戸の土鈴
[5]  深大寺万葉土鈴
[6]  編輯後記

 

一周年を顧みて

昨年5月に第1回幹事会を開いて打ち合わせを行った結果、神戸土鈴友の会第1回例会日を昭和61年6月29日に決定。場所は山田旺氏宅を借用し開催、その後、隔月に例会を持ち、一周年を迎えることが出来ました。 神戸土鈴友の会の始まりましたのは、たまたま神戸在住の土鈴愛好家の者たちが時折り集まっては土鈴を集め、眺め、語り合う友の会のつどいと考えており、従ってただ楽しく何にかお互いに役立つことがあればと気易い考えで話し合いが出来ればとのことで初めは5~6人でありましたが趣旨に賛同される方々が増えて、遠くは姫路、高砂、三木、明石、大阪、吹田、尼崎、芦屋、西宮の各地よりご出席を得て会員数も26名になり、毎回14~15名の参会を得ることが出来、追々と発展して参りました。会場も初めはせいぜい10名前後と考え、場所も会員の宅を順次お借りして、それで山田、品川、大坪各氏等にお世話になり会場の提供を受け、時には親睦を兼ね忘年会や新年会で懇親を深めてまいりました。そして土鈴を語る、集めるものとして神戸で最も有名な鈴の寺・最明寺を訪れ古い趣味家土鈴を現地で実際に見学し、多大の収穫を収めました。そして各会場で進藤氏の特別な行為によりまして、記念撮影をしていただき、その時々のスナップも貴重なもの、資料としてなかなか有り難いことであり、ご尽力に感謝申し上げたいと存じます。 毎回の卓話にはそれぞれ二席を設け「私と土鈴」では土鈴にまつわる因縁と作家との出会い、代表作品やその後の事情等について神戸の土鈴には入佐氏、湊焼については進藤氏、美江寺鈴については山田氏等の窯元での実情や人柄や逸話等を、鈴との出会いと思い出を俳句に、品川氏が歌に、藤原氏が一つ一つの印象をこれでこそ集めた価値と意義が込められておりました。頒布会には珍しい地方の鈴、有名な作家の鈴が並べられ、正月にはその年の干支をそのときだけしかない貴重なものが並べられました。 お土産土鈴も万古土鈴、万葉土鈴、土佐土鈴等の有名なものが配布されてきました。
楽しい鈴を語る友の集いと言った大きな目的と期待、それを十分に尽くしたと云えませんが何かと楽しい雰囲気と収穫はあったものと喜んでおります。
それにつきましても何かと公私ご多用の中を沢山の会員がご出席くだされ、会を盛り上げ、ご協力を賜ったお蔭であります。
今後とも一層のお力添えを、そしてより長く発展していきますことをお願い申し上げる次第であります。

第7回に至るまでの経過
   第1回例会 昭和61年 6月29日 山田旺氏宅
   幹事打ち合わせ会 昭和61年 8月28日
   第2回例会 昭和61年 9月21日 山田歯科医院
   第3回例会 昭和61年11月30日 三宮センター街「豊国」
   第4回例会 昭和62年 1月15日 品川医院
   第5回例会 昭和62年 3月   大坪氏宅
   第6回例会 昭和62年 5月17日 最明寺

 

第7回例会の報告
日時 昭和62年7月12日 PM1時30分~
場所 神戸市東灘区御影町 御影大手会館
暑い日盛りでありましたが、お陰様で冷房があり、凌ぎ易い、広い会場でゆったりとくつろぐことが出来ました。
以下、卓話その他の概要の記録を

 

「神戸の土鈴」

 入佐氏の広範に亘る地域全般についての講話、神戸の民芸品については、それぞれ有名なものもあるが存続しているものは殆どないという現状の中に、 土鈴も由緒のあるものは随分あったが、これも淋しい感じがする。
湊川神社の鎮宅霊符鈴、狛犬鈴を持参され、立派なものであるが、これも入手は困難である。
生田神社のえびら鈴(現)長寿鈴、以久多幸鈴、縁結鈴等はいまもある。(神前結婚の引き出物として売り出されている:川西私見)
長田神社の福寿鈴、海神社(かいじんじゃ・わたつみじんじゃ)の満珠干珠(みつたまひるたま)鈴、住吉神社の住ノ江鈴(現) 古社寺の土鈴は文献にはあるが廃絶している。
今舞子焼きの千年家土鈴(南汎氏作)が新しいものである。
最明寺の趣味家土鈴の蒐集展示は優秀で逸品ぞろいであるが、保管が心配であると、それにしても入佐氏の郷土玩具蒐集研究家として、 特に信仰に関する郷土玩具が専門であり、概博な知識と豊富な資料による話は心に残るものがあり、 同時に私共の近くの街に未だ知らない土鈴がゴロゴロしていることは今後とも心して気配りをしていくことが大切であると思った。

 

「万葉土鈴」(深大寺 馬場信子氏作)

10年前の深大寺蕎麦とテレビ放送の思い出を語り、数多くの花土鈴と尾崎俊子氏の氏名入り大型鈴、干支土鈴の数十個を一堂に集めて眺めることが出来ました。


磯氏寄贈の土鈴

東京の語鈴会の世話役の磯氏が来神され、以前より親交があった山田氏、進藤氏と会談され、その節、神戸土鈴友の会に貴重な土鈴数点をご持参下さった。 現物は当日都合で届かなかったので、次回に頒布することになっている。それにしても同好の友が私共の会合のために貴重な土鈴をお贈り下さった好意は本当に有り難いことであり、 また、東京の方々にも私共の活動状況を知って下さったことは喜ばしいことであり、本会としても光栄この上もないことである。 本会として早速とお礼状を差し上げるとともに、何か郷土に関係ある土鈴を送りたいと考え、住吉神社の土鈴、阿倍野神社の土鈴、千日前の毘沙門鈴と併せて私の作った友の会の鈴、 記念土鈴、かぶと鈴をお送りしました。

 

議事

 

会員状況

 

栞表紙 001

 出席者:山本正直、松田昭美、矢野一枝、加藤すゞ、藤原キ、大坪広子、藤原美年子、川西敦子、三輪喜実、平柳冨美子、尾崎俊子、入佐憲正、進藤勝哉、川西誠治 以上14名

 欠席者:各氏より欠席のご通知があり、多用で急に出席できない方が3名あり、その他、事情ややむを得ないことで残念でありました。

 新入会員:三輪喜実 神戸市中央区

 

会計報告 尾崎氏より詳しい会計報告があり、今回の時点で残高¥9,185円

 

会費徴収の件 毎回の会費で行事内容により考え、会場費、土産費、通信費、 プリント費、写真、その他で運営をしてきたが将来を考えて、 会費として年間2,000円を供出することが決定し、集金を行い、 欠席者には次会で報告納入してもらうこと。

 

   進む

 

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